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2008-11-21(Fri)

10、『才能』について



 ~ヨーロッパなどでおなじみの、レパートリー・システム。
 いくつかの作品を、継続して上演する。
 
 氏いわく
 …「例えばコックさん。
 毎日のように厨房に立つ人と、一年に一度だけ料理する人、どっちの料理を食べたいですか?
 
 例えばパイロット。
 毎日のように飛んでいるパイロットと、一年に一度しか操縦しない人、どっちの飛行機に乗りますか?」
 
 さすがに、例え話もうまいのだ。パイロット!そりゃ、やばい!
 
 …「ならば、演劇も同じ。
 優れた指導者も(めったに)いない。演劇学校もない(これは多分、ホントに無い)。
 一年の大半をアルバイトに費やし、年に一度、2、3ヶ月稽古して、1週間だけ舞台に立つ。
 それは、プロの俳優が育つ環境ではありません。」
 
 あいや、たしかに。
 しかし、どうすればよい?
 
 …「やりたいと思うかどうか。それだけです。」
 
 それだけって、あいや~、しかし、資金、メンバー、時間…どうします?
 日本の環境は、芸術活動にはきびしいんですよ。特に演劇、さらに無名の俳優なんぞ、もってのほか。
 
 …「ですから、《心から》やってみたいと思うことです。
 人々は、やったことないもの、未知のものに対して、否定から入ります。恐いからです。
 もちろん、それが普通の意識です。
 「が、価値があると感じた、やってみたいと思った!それが、不可能を乗り越える第一歩です。
 あとは、勇気と行動。
 「なにかを可能にするのは、強い欲求、強靭な意思・忍耐、たゆまぬ努力(フ
ゥ~、やっぱそうか…)、そして愛…。
 
 愛!
 
 「まず、心からの欲求ありき!」
 
 アニシモフ氏いわく
…「『才能』とは、常に成長するか、退行するかどちらかです。
「修業をやめたら、そのレベルで留まってはくれず、すぐにしぼんでゆく。それが才能です。
 例外はありません。たとえ天才と言われる人でも同じです。魔法も近道もありません。」
 
 ならば、訓練や実践の場が少ない俳優たちは、せっかくの『才能』を開かせ、
伸ばすことができないわけです。
 
 「才能がある。才能がない。」…よく聞きますね。
 
では、『才能』とは何か。

『才能』とは
 
…他のだれでもない、『私として、あなたとして、この世に生まれて来た』こと。
 なんの奇跡か、全宇宙のどこを探しても、私(あなた)という個性は、たった一つしか存在しないという事実です。
 なんと、宇宙の歴史上、過去にも現在にも、たぶん未来にも、たった一人だけという奇跡です。
 
世の中には、ホントにいろんな人がいるもんです。
戯曲に描かれる人物もさまざまです。
どんなタイプの俳優にも、役はあるのです。
大切なのは、役に出会うまで正しいやり方で準備しておくこと。

私は、スタニスラフスキー・システムにその正しさがあると実感します。
何故なら、この俳優修業の根底には、
 『俳優』という抽象的な概念ではなく
 『人間』という具体的な概念が流れているからです。
 
誰がどんな才能を持って生まれてきたのかは、わかりません。しかし、誰もが何らかの才能を持っているのです。
 《本当の》スタニスラフスキー・システムは、それに気付かせ、成長する手助けをしてくれます。
 感情を爆発させるだけの、技術を教えるシステムではないのです。
 自分の人生の主人は、自分である、と言い切るのですから。
 自分を信じるチカラを与えてくれます。肝心なのは、正しいやり方で学ぶことです。
 
 いわく
 …「『才能』は、ほんの少しずつしか成長しません。」
 
 だから、あせることはない。この階段に飛び級はない。
 自分のものです。正しいやり方で、自分の『才能』と付き合って行く必要があります。
 
 …「『才能』はひとりでに成長したりしません。
 優れたもの、人、考えなどに触れ、『感情』を通して心が動くことによって、ひそかに成長します。」
 
間違った方向に努力すると、才能もネジレて成長します。
 いや~私、三十ウン年分、すさまじくネジレにネジレていました。
戻すの、たいへん。なかなかキレイになりません。なんとか少しずつやってます。
…ネジレた文章で失礼しました。

では、また…~~……
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テーマ : 演劇・劇団
ジャンル : 学問・文化・芸術

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