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2008-11-23(Sun)

ちょっとした話 11

11、『考える』 アニシモフ氏いわく
 …「舞台上で、《実際に》考えて下さい。」 生活の中で、人は常に考えています。 「昼メシは何にしようか?この人の名前、なんだっけ?あんのヤローめ!。うひひ、うまくいったなぁ…」などなど。 何も考えずにボーッとしてるような(歯を磨いてるような)時も、なーんか考えてるものです。
  いわく …「舞台上で『考える』のは、作家が与えてくれているテーマについて。 優れた作品には、考えるに値するテーマがいくつもあります。それは、(先程挙げたような)日常の雑多な考えで霞んでしまわないように描かれています。」
  しかしですなぁ、《人間とは…とか、人生とは、愛とは、運命とは、心とは、神とは、宇宙とは…》なんて話、普通に持ち出したら、「ウザイ・カタイ・面倒くさい」と、『変わり者』で片付けられます。 居酒屋で酔っ払って、ヨモヤマ話の中で、 「チキショーめ!俺ヨォ、なんのために仕事してんだ?なんのために生きてンだよー、ウィ~」 「まあまあ、落ち着けって。人間っていうのはサァ…。」 おっと来た、酒の量があるレベルを超えると、ようやく「人間とは…」の哲学が始まる。 映画や舞台に、居酒屋の場面がたくさん出てくる理由がわかりますね(半分ジョークです)。 しかし、人間、どんな人も例外なく、そんなテーマで考える時が来ます。
 いわく …「俳優の仕事のいいところは、そういったテーマに普通の人より長い時間触れることができる点です。」
 
 これ、『神経系』を鍛える手段の一つかな? しかも、同じテーマに、いろんな天才的な作家が、いろんな角度から光を当てています。 だから、作品選びはとても大切。 さらに、いわく …「舞台上で《リアルに》考えて下さい。」 《リアルに》? …「俳優は、考える《フリ》をするのがうまい。私はよく知っていますよ~(またしてもニヤリと笑う)。 本当に考えてみて下さい。 あなたを急かす人は誰もいません。そういう作業のために、リハーサル(稽古)があるのです。」 そして、リハーサルが始まる。 すぐさま、 …「ストップ。一度止めましょう。 あなた、今、本当に考えていましたか?」 「えっ?ん~と。」と、素(す)に戻る俳優。 と、すかさず、 …「オッ、今考え始めましたね。オモシロ~イ(日本語で)。 人がリアルに考える姿というのは、見てて非常にオモシロイですね~。」 そうなのです。言われるまで、そんなこと思ってもみませんでした。 不思議なことに、舞台上で、人が考え始めた瞬間、実にオモシロくなるのです。言葉ではうまく説明できませんが、なにも無かったところに、いきなり見るものが現れたような。 …「そのまま、相手と考えを闘わせて下さい。」 毎回それで上手くいくとはかぎりませんが、時々、オモシロイ展開になります。 作家の考えと、生きた俳優の考えがシンクロして、俳優は自分が何を喋ってるのかはっきりと理解し、相手の言っていることもドカドカ入って来て、舞台上で起こっている全てがクリアになり、『行動』したい『欲求』がググッと湧いてきます。 見ている側にもそれが伝わります。 私の経験だと、目の前がパーーッと開けて、私自身もパーーッと開いて、明るいけど眩しくない一本の道がサァーーッとできるカンジ(効能には個人差があります…かも)。
 いわく …「舞台上で『生活』してください。」 『生活』
 …ロボットのように、覚えた台詞をただしゃべるのではなく、
 …『リアル』に『生きる』。
  最初の話に戻って、人間は常に考えている。 『生活』している、『生きて』いる人間は、常に考えている。…なるほど。 アニシモフ氏いわく …「ですから、舞台上でリアルに『考えて』下さい。」 …なるほどなるほど。 では、また…。
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