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2009-03-06(Fri)

ちょっとした話 18

18、『職人さん』 てやんでぃ!
 
 
 …『商売道具』と、取り扱う『商品』の話でぃ~! 仕事するには、両方とも入り用なんでぃ!
 べらんめぃ。…あ、しつこいですね。
 
  …え~、私の実家は、自転車店です。 『商売道具』は、ドライバーや金づち、コンプレッサー…などなど。あと、身につけた技術と人柄。 『商品』はもちろん、自転車やバイクや、そのパーツ。 職業は様々ですが、それぞれに『道具』や『商品』があるものです。
  廻り道をせずに、ズバリ!
 
 
 「ほんじゃあ、俳優の仕事にとって、『道具』とは?『商品』とは?(例え方は様々でしょうが…)」
 
 ☆注意・私見でございます☆
 
  ○まず、『道具』
 …これまで、『ちょっとした話』を読んだみなさんは、もうお分かりだと思いますが、
 
 俳優の『主要な道具』とは、鍛え抜かれた肉体や、美声ではありません。勘違いし易いのですが…。
  それは、スポーツマンや歌い手の道具です。
  私たちが鍛えるべきは、《神経系》。
 
 …《心》という人もいれば《意識》という人もいるでしょう。
 
 鍛えるということは、具体的な何かであり、磨くということは、技であり、手段であり…。
 
  そこで私は、俳優にとっての
 
 『道具』とは、
 
  《神経系》
 
である、と述べさせていただきます。
 
 
  では今度は、
 
 ○俳優がお客様に提供する『主要な商品』とは。
 
 
 …さて、俳優が何らかの刺激・情報(商売でいう材料とでも言いましょうか)を《受容》すると、
 
 →『道具』である《神経系》《心》《意識》が働き、
 
 →《考え》が生まれ
 
 →《感情》が生まれます。
  そして、《感情》につき動かされて、《行動》が生まれます。
 
 
  以前、「観客とは、実に賢い人々である。」 と書きました。
 
 
 舞台上の《俳優の感情》が、本物かウソかを瞬時に見抜きます。
 
 
 ビジョンと交流を通して、俳優の中に立ち現れる《感情》のエネルギー。
 
 
 そう、観客が受け取るのは、目の前にいる俳優の《生きた感情》なのです。
 
 
 
 そこで、観客が俳優から受け取るモノ、
 
 ~すなわち、俳優にとっての『商品』
 
 私は、それを
 
  《感情》
 
 である、と述べさせていただきます。
 俳優が、
 ◎《今、この舞台上》で、
 ◎《戯曲のライン≒提案された状況》に沿って、
 ◎《内的ビジョン》を見て、
 ◎相手と《交流》する。
 と、◎《感情》が生まれる。
 
  そして、俳優同士の《生きた感情》の《交流》が奇跡を呼ぶ。
 
 
 それこそが、演劇芸術の創造。
 
 俳優が目指すべき、創造活動。
  観客は、俳優の内部で起こっている《感情》《心》の動きを感じとります。 
 
 
 観客は、汗だくで、やみくもに走り回り、大声でしゃべりまくる俳優の《姿》や《運動量》を見に来るのではないのです。
 
  汗だくになるなら、走り回るなら、その《行動》に駆り立てられる《理由》があります。
 
  《理由》と《行動》とがつながった時、観客は理解し、笑い、泣けるのです。 (まぁ、当たり前のことなのですが、これがなかなかムズカシイ!) 時に、全く動かず、語らずにいても、俳優の《内面》が手に取るように伝わり、感動を生むこともあります。
 
  アニシモフ氏いわく、
 
 …「スタニスラフスキー・システムとは、俳優の心理技術のためのシステムである。」
 
 
 
 ~以上、俳優業の『道具』と『商品』について、ザックリと私見を述べさせていただきました。 
 
 
  んが、ということは、見事な『商品』をお届けするために、俳優は常に『商売道具』に磨きをかけておく必要があります。
  欠けてもいけないし、錆び付いてもいけない。
  昔、我が劇団のO氏が、 「俺達は、職人なんだからさぁ~…。」 と、話してたことを思い出します。
  たしかに、そうかもしれない。今では、そうだなぁ~と確信になってきました。
  TVで、町工場のヘラ職人である松井さんという人が、
  「職人は、満足したら終わりだ。」 と、おっしゃっていました。
  私たちも一緒。
  常に『道具』を磨き、良い『商品』を提供していく。
  一生かけての修業。
  それが《職人》の歩む道です。 では、また…。
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