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2011-07-13(Wed)

ちょっとした話 31

31『ガリレオ』



「それでも地球は回っている」
…私が生まれた日から、ぴったり400年前、同じ誕生日(ユリウス暦ですけどね)のガリレオ・ガリレイさん… 
 
 …ではなく、テレビドラマです。福山雅治くんの『ガリレオ』。
映画版『容疑者χの献身』は、名作ではないでしょうかぁ!見たぁ~?!見ましょう!(鼻息!フゥ~!)


『スタニスラフスキー・システム』とは、『演劇を科学する』システムだと、私は考えてます。
又は、『人間を科学』する。

科学…なかでも『物理学』に近いのでは…。


「もっと、感情を込めてセリフを言わなきゃだめなんだョ~」
…とある夜…
…とある居酒屋で、とある先輩の《経験とカン》によるダメ出しが…。
「昔、俺がなんたらという役をやった時はョ~…ウィ~ッ。」

多くの日本の俳優の演技が、《経験とカン》に依っています…と、思います。
そうすると実は、俳優には、還って行くところが無くなる。
つまり、「なぜ上手くいったのか、なぜ上手くいかなかったのか」「どうすればより良くなるのか」わからない。
センパイの《経験とカン》の話だけでは、検証するための《手段》が曖昧だからです。

(経験によって、独自の理論を確立している方もいらっしゃるとは思いますが…。)

「もっと感情を込めて!」
……あぁセンパイ、どうやったらその《感情》が現れてくるのか、そこを話してくれないと……センパイ!

「…だ、台本を読めばわかるんだよ。」

…ん~、微妙~。

センパイの口からは、実際の行動でたしかめられる具体的な《材料》と、その《根拠》は出てこないわけです。

そして今夜も、あちこちで、居酒屋談義が繰り広げられてゆくのでした…。


アニシモフ氏いわく、

…「人間の行動には、必ずなんらかの《理由》があります。」
…内的理由、外的理由。


ガリレオ(福山君)いわく、
…「あり得ない?いや、そんなことはない。」

つまり、起こった(もしくは、起こったと皆が信じている)全ての出来事には、起こるべき(信じてしまう)理由がある。
だから「あり得る!」、ということです。

「物理学のプロセスは、仮説を立て、それが正しいかどうかを実験によって検証し、理論を発見する(打ち立てる)。」
(ドラマの中で語られる、物理学の方法論)


スタニスラフスキー・システムと似ている!…と、私が思ったのはそこです。

私達も、分析の中で見つけた行動(仮説)が有効かどうか、リハーサルや本番の舞台で試して(実験)、検証し、立証する。

行動してみたが《感情》が現れないなら、仮説(見つけた行動)は不完全で、《貫通行動》にまで行き着けない。

再度、分析を見直すことになります。
一見、面倒くさいようですが、戯曲と役のラインに基づいたアプローチなので、俳優は「どこを見直すか」という改善点、つまり還っていくポイントを見失わずにすみます。

スタニスラフスキー・システムが科学的であること、なんとなく伝わりましたかね~。


ちょい長くなりましたが、この《科学的真実》の具体的な積み重ね=《横糸》に、俳優の各《人間性》=《縦糸》が織り込まれ、驚くべき芸術の瞬間が現れるのです。


居酒屋談義より、少しは具体性をもって、次の日を迎えられますね!


では、また…
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