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2013-03-27(Wed)

ちょこちょこっとした話 18

《先進国》


「演技とは、リアクションである。」…モーガン・フリーマン

スタニスラフスキー・システムにつながる言葉だ。


さて、先日、核実験をしたとされる北の国。
日本政府は、独自の《制裁》を考えているというコメントを出していた。

《制裁》とは、言うまでもなく《攻撃》である。


人間心理・行動学であるスタニスラフスキー・システムの見地から見ると、

《制裁》を加えられた者は、《報復》というリアクションを起こす。
力が足りなければ、「今に見ていろ」という想いを深く心に刻む。

《制裁》を加えると言われて、日本も攻撃圏内だと考えるのは、当然のリアクションである。


終戦時、日本を南北(東西)に分ける構想があったと聞いたことがある。
資本主義と共産主義との争いのために。

高い思想・理念も、いつの間にか《権力・金》のために利用される。

日本は、たまたまその悲劇を被らなかった。
犠牲になった国が、自己防衛のために核実験を行う……。

そもそも核実験によって《国力を示す》というのも、《何か》に対するリアクション。

それは何か?何がそうさせたのか?


「今さら核実験?国として、色んな意味で危険で野蛮で、遅れてるよね~。」という声を聞く。
学者も言う、TVのコメントもそう、私も事実だと感じる。
圧倒的、多数だ。

世界の《先進国》と言われる国々も、口を揃えて言う……「制裁を加える。」と。



もう一度述べます。
《制裁》とは、《攻撃》である。


《報復》とは《攻撃》に対するリアクション。
その《報復》に対する新たな《報復》が連なってゆく。
誰もが知っている「憎しみが憎しみを呼ぶ」という構図。

この《負の連鎖》はなかなか終わらない。
なぜか?
それは、一握りの人間が《権力》と《金》を手に入れるために、《憎しみ》を巧く利用するから。


そもそも国、国家などというのは、幻想にすぎないという。

幻想が言い過ぎなら、国とは、制度や契約によるくくりにすぎない。

日本人とは?
領土内にいれば日本人?
日本国籍を取ったアメリカの友人は?
ハーフ、クォーターの人は?
遠い昔、大陸から帰化した人々の子孫は?

民族・人種の違い、個性や習慣の違いはあるが、地球上にいる人類はみんな《人間》だ。
人間がいる、それが全て。

いじめられた人は、やり返したいと思う。
助けられた人は、助けたいと思う。

それが人間の、自然なリアクション。


ならば、私たちのやるべきことは《制裁》ではなく《手を差し伸べる》ではないだろうか。


もうそろそろ、人類は《先進国》の概念を変えるべきである。

《先進国》とは、経済力の大きい、駆け引きの巧い国ではなく、見返りを求めず、手を差し伸べられる国だ、と。

手を差し伸べることから始めて、ゆっくりゆっくりと歩み寄る。
その《忍耐力》を持ち合わせているのが、《進んだ人》の住む《進んだ国》なのではないだろうか。

そのような国へ、誰も《報復》しようと思わないし、世界中が助け合いを始めるきっかけとなる。

戦争の世紀を生き延びた人類は、次の段階へと昇るべきである。


「独自の制裁を考えている。」などと…
世界平和、秩序という看板に隠れて、
「オラたちが世界一、進んだ良心を持っている。だから、オラたちにも権利がある。遅れるな、縄張り争いに混ざるベー。」
と言ってるように聞こえる。



 ブレヒト『コーカサスの白墨の輪』より→

「あの子には、飢えている人々を、その姿を恐れないでほしい。飢えさせている何か、それを恐れてほしい。」


では、また…、
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